本書は『紫式部日記』の最初の最初の研究書とされる。刊行は享保14年(1729)11月、作者壷井義知(1657〜1735)73歳のときの著作である。(中略)本文の傍に漢字があてられ、またカタカナの訓法が示されているほか、頭注に邸宅・有職故実関係の考証的な解説がある。なお、巻頭に紫女系図・巻末に門人谷村光義の五節舞姫に関する考証が付載されている。 (解説より)